メニュー

単純性股関節炎

3~10歳の男児に多く発症します。上気道感染(風邪)や軽微な外傷を契機とすることが多く、股関節から膝にかけての痛みがあり、痛みによる跛行、運動時痛や股関節の動きに制限がみられます。レントゲン検査では骨の異常はありませんが、関節液の貯留により関節の隙間が広くなる所見はよくみられます。超音波検査にて滑膜腫脹、関節水腫が確認できます。多くが1週間以内の安静で治りますが、場合によっては1ヵ月近く長引くこともあります。鑑別診断として、化膿性股関節炎、ペルテス病、大腿骨頭すべり症、若年性特発性関節炎などがあります。化膿性股関節炎は直ちに切開排膿を行う必要があり、特に鑑別に注意を要します。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME